京都の伝統工芸「京指物」を現代の生活文化に合わせて進化させたブランド「KEI」。
娘が誕生すると桐を庭に植え、嫁ぐ際に桐箪笥にして嫁入り道具とする習慣がありました。
箪笥の習慣がなくなりつつある現代において新しい嫁入道具をテーマにプロジェクトは始まりました。
UMENODESIGNがディレクションを手がけ京指物にこだわりを詰め込んだ物作りへと発展させ、全て職人による手作業で丁寧に仕上げています。
桐材は、「耐湿性・耐火性・気密性・防虫性」に優れ古来から収納家具として重宝され日本一「軽い」木材としても有名です。
「KEI」では長く親しまれる京指物の可能性をこれからも発信いたします。
指物とは、板と板、板と棒、棒と棒を組み、指し合せる仕事のことをいいまた一説に、「物指し」を用いて細工する事ともいわれます。
京指物の起源は、平安時代にさかのぼります。中国、朝鮮より伝来した当時の器物や仏像は本来石製や金属製でしたが
我が国においては木を素材として模倣し独自の工芸として開花させてきました。
都が奈良から京都へと移り、以後約1200年の間工芸文化が豊かに育まれていき平安時代より宮廷や寺院、神社に守り育てられ
また鎌倉・室町時代には高い工芸文化へと発展し、さらに千利休を祖とする茶道文化は、簡素な木工技術を求めました。
京都は日本の工芸文化の中心地であり、全国各地における工芸文化の向上に多くの功績を残してきました。
現在、京指物(京の木工芸)は独自のものとして、高度な技術と技法を誇っています。
KEIで使用している桐材はAAA(トリプルA)を獲得した上質な材料を贅沢に使用しております。